日本さくら名所100選

日本には、全国に桜の名所と呼ばれている場所がたくさんあります。そして、花見の時期になると、新聞やテレビのニュースに、各地の花見名所の桜便りが掲載され、また、各地域の観光案内所では、桜の名所ガイドを発行します。携帯のサイトにも、桜の人気名所が掲載され、桜情報があちこちで入手できるようになります。

数多い日本全国の桜の花見名所の中から、特に花見に適したところを選んだ「日本さくら名所100選」というのがあります。これは、日本さくらの会によって選定された桜の名所で、景観が見事な彩りとなり、訪れた人々を包み込む、桜花爛漫たるえり抜きの名所を紹介しています。北は北海道から南は沖縄まで、桜が特に美しく花見の名所を選んであります。それは、日本国内のお城であったり、公園であったり、お寺であったりします。

中九州・南九州・沖縄の花見の名所

まず、日本一早く桜の花が咲くのは、沖縄です。沖縄は、1月上旬から2月上旬に桜が咲きます。いわゆる花びらの分厚いボタン桜のような寒緋桜(かんひざくら)です。桜の本数は、2万本以上あり、日本でもっとも早い桜の花見ができる場所です。

沖縄の次に桜が早く咲くのは、鹿児島県と宮崎県です。鹿児島では、忠元公園が桜の花見名所です。忠元神社を中心に約2kmにわたって桜並木が続く桜の名所。春にはたくさんの花見客でにぎわます。夜になるとちょうちんが灯され、ちょうちんのほのかな明りに浮かび上がる、幻想的な夜桜が花見の人気を集めています。

宮崎には、母智丘関之尾公園があります。「日本のさくら名所100選」に選ばれた約2kmの桜並木は、約2600本のソメイヨシノとヤエザクラからなり、風光明媚なところで、子供からお年寄りまでが楽しめる遊具のある公園で花見が楽しめます。

大分県の岡城公園は、ソメイヨシノやヤマザクラ、シダレザクラなどおよそ1500本がある花見の名所です。難攻不落の城として有名だった岡城は、滝廉太郎の荒城の月で有名な花見名所で、夜にはライトアップされ、800年の歴史を持つ城の石垣を、満開の桜が彩る風景は圧巻です。毎年、4月6日には「桜まつり」も開催されています。

熊本県の花見名所は、熊本城と、湯の児チェリーライン、市房ダム湖畔があります。この中では、球磨川に造られたダムで、「1万本桜」と呼ばれる桜の花見名所である市房ダム湖畔の桜の数は、他と比べて桜の本数が圧倒的に多く、20,000本以上の桜が咲き誇ります。熊本城は、熊本城の城内に隣接する公園で、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヒゴザクラなど約800本の桜が観賞できるスポットです。熊本城は、桜の季節は夜間も開園しており、ライトアップされた熊本城の幻想的な姿と、お城に咲く桜は必見です。水俣市の湯の児チェリーラインは、湯の児温泉近くの不知火海に面した道路沿いに、ソメイヨシノなど約500本の桜並木がつづく花見名所です。ライトアップされる海岸道路三叉路や、ちょうちんがさげられる大崎鼻公園では夜桜見物もできます。

北九州の花見の名所

長崎県大村市の大村公園は、一つの花に60〜200枚の花びらがつき、優雅な色合いとボリュームのあるオオムラザクラは、国の天然記念物に指定されています。公園内には、約300本のオオムラザクラが咲き誇ります。ソメイヨシノとオオムラザクラの見頃は、ソメイヨシノが3月下旬〜4月上旬で、オオムラザクラは4月上旬〜中旬くらいです。

佐賀県小城市の小城公園は、小城藩初代藩主鍋島元茂、2代直能らによって桜が植えられた庭園を公園としたものです。現在、ソメイヨシノなど約3000本の桜があり、「日本さくら名所100選」のほか、「日本の歴史公園100選」にも選定されている公園です。花見の季節以外にも、4月中旬〜5月上旬のツツジも見事で、県外からも多くの人が訪れる名庭園です。

博多湾に突き出た丘陵地に広がる福岡市の西公園。春には、ヤエザクラ、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、また珍しいヨウコウ桜など、約6種約1300本の桜が咲き誇ります。花見シーズンには露店が並び毎年多くの花見客が訪れ賑わいます。公園山頂付近には光雲神社が建ち、博多湾を見下ろす高台の公園でお花見を満喫できます。

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